人間のからだの約70%は水分、20%以上はタンパク質で構成されています。
人間の髪の毛や爪、筋肉や臓器のあらゆる組織はたんぱく質で形成されているので、
身体の材料になる『お肉』や『お魚』は毎食欠かさずに補給する必要があります。
そのために、質の良いたんぱく質をきちんと摂ることが重要なのですが、
『お肉』
『お魚』
実はどちらも100点満点なたんぱく質なのです
じゃあ、何か違いはあるのか?
あります。
【あぶら】の種類が違うのです。
【お肉の脂質は主に飽和脂肪酸】
お肉に多く含まれている飽和脂肪酸は、
常温では固形の状態になります。
動物性の脂が冷めると、
白く固まった油の塊ができるのは、このためです。
飽和脂肪酸は、体内に蓄積され体脂肪になりやすく、
体内のコレステロールや中性脂肪を増加させるので、
摂り過ぎると生活習慣病の原因にもなります。
【お魚の脂質は主に不飽和脂肪酸】
いっぽう魚に多く含まれている不飽和脂肪酸は、
冷やしても液体状のままです。
冷たい海の中でもお魚の脂肪が固まらないのは、このためです。
魚の不飽和脂肪酸はおもに、
最近よく耳にする、
・EPA
・DHA
があり、どちらも優れた健康効果が期待できるため、
サプリメントとしても売られています。
ちなみに、
EPAは血液や血管の状態を正常に保つ働きがあり、
血液サラサラ効果があると言われています。
DHAは脳や網膜などの神経系に必要な栄養素で
「DHAをとると頭がよくなる」と言われるのはそのためです。
ビタミンやミネラルもお肉とお魚では違いがありますが、
大きな違いはこの【あぶら】の違いです。
どちらも優秀なたんぱく質源なので、
満遍なく食べることが大切ですが、
日頃
『あまりお魚を食べてないなぁ』
『どうしても、お肉に偏っちゃうなぁ』
という方は、
お魚の健康効果も見直して、
出来るところから取り入れる様にしてみて下さいね
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